事業継承パターン
事業承継の相手によって、大きく3パターンにわかれます。
すでに継承先が決まっている場合は
以下パターン1・パターン2-1・パターン2-2の3つよりお選びください。
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パターン1: 親族
ご子息、兄弟姉妹、甥・姪、配偶者などの親族の場合、業務経験の有無(経営者教育や従業員・業界・銀行との関係作り)が大切になります。親族の場合はこちら
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パターン2-1:
他人(従業員)継承する相手が従業員(親族に適任者がいないもしくは親族がいない)の場合はこちら
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パターン2-2:
他人(外部者)他人(後継者が全くいない場合の人材派遣・関連会社人材)の場合はこちら
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パターン3: M&A
当事務所では、事業主の純粋な事業承継であるパターン1、2、を取り扱い『事業承継 7つの手順』を基に各パターンに合った最善の方法でお手伝い致しますので、M&Aについてはお取扱いしておりませんことご理解お願い致します。
事業承継7つの手順
1. 後継者選び
パターン・1親族が承継する
- 1: ご子息(最初から決めている場合が多い)
- 2: 兄弟姉妹(共同経営の場合が多い)
- 3: 甥・姪(ご子息がいない場合もしくは従業員の場合が多い)
- 4: 配偶者(経営者の健康上の理由等、緊急の場合が多い)
パターン・2-1他人(従業員・人材派遣)が承継する
- 1: 従業員
(親族に適任者がいないもしくは親族がいない場合が多い) - 2: 外部者
(後継者が全くいない場合の人材派遣・関連会社人材)
2. 後継者教育・育成
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パターン・1親族:現状の能力を判断して実施
- [ 教育・育成内容 ]
- ステップ1: 取扱商品知識習得
- ステップ2: 営業実務実施
- ステップ3: 管理職業務実施
- ステップ4: 役員業務実施
- ステップ5: 後継者として事業承継
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パターン・2-1従業員:現状の能力を判断して実施
- [ 教育・育成内容 ]
- ステップ1: 取扱商品知識習得
- ステップ2: 営業実務実施
- ステップ3: 管理職業務実施
- ステップ4: 役員業務実施
- ステップ5: 後継者として事業承継
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パターン・2-2部外者:現状の能力を判断して実施
- [ 教育・育成内容 ]
- ステップ1: 取扱商品知識習得
- ステップ2: 業界知識習得
- ステップ3: 関連組織への紹介
- ステップ4: 後継者として事業承継
3. 後継者と従業員との関係作り
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ポイント・1経営者と従業員の関係作り
- ・トップダウンを減らしボトムアップを増やす
- ・従業員からの意見を拾い上げる
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ポイント・2後継者と従業員の立場を事業承継前の段階では差を付けない
- ・従業員と話し合える機会を多くする
- ・従業員の意見を同じ立場から拾い上げる
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ポイント・2後継者への事業承継後もボトムアップは継続実施をするため
4. 後継者とお客様との関係作り
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ポイント・1後継者と従業員との関係作りが出来てから承継者として案内をする
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ポイント・2後継者として事業承継する1年程度前から個別に訪問する
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ポイント・32と同時に関係団体、会合への出席を始める
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ポイント・4お客様から後継者としての認識を受けてから単独で訪問する
5. 資産・負債の把握
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ポイント・1優良な資産と不良な資産の仕分けをする
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ポイント・2各資産の評価額を明確にする
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ポイント・3借入債務・保証債務・連帯保証債務を明確にする
6. 後継者と金融機関との関係作り
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ポイント・1借入総額を明確にする
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ポイント・2各資産の評価額を明確にする
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ポイント・3年間の返済額と利益のバランスを分析する
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ポイント・4借入金の返済計画と資金繰り表を作成する
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ポイント・5繰り上げ返済の可能性を検討してみる
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ポイント・6キャッシュフローのバランスを崩さない資金繰りを目指します
※常に金融機関と情報交換をする
7. 相続・贈与・遺言書関連対策
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ポイント・1承継する資産・財産を明確にする
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ポイント・2相続税・贈与税の納税猶予制度を把握します
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ポイント・3遺言書による相続対策を検討する
事業継承手続フローチャート
事業承継のご相談から問題解決、各種手続、業務終了までの流れ
[ 手続きの流れ ]
[ 具体的な内容 ]
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無料セミナー
ご都合の良い日程・場所の無料セミナーに起こしください。基本的に起きる問題や、手続方法の基本を説明いたします。
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無料個別相談
具体的な問題・悩みを個別に聞き取ります。その後、基本的アドバイスやスケジュール・概算価格を提示いたします。
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事業継承業務
業務遂行スケジュール提示(期間延長承認含む)と受任基本契約締結。受任(前受け金20%)お支払いいただきます。
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問題の現状把握
事業の業績・人材・顧客・人間関係や、資産・負債状況、金融機関関係状況等の現状を把握いたします。
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問題項目の洗出し
後継者と従業員との関係問題、顧客・金融との関係問題。資産・負債の相続・贈与問題。事業継承期間・時期などの洗い出し。
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問題の有無判断問題の有無により、業務の流れが変わります。
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問題無し
優先順位を決定後、各種手続開始します。
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問題有り
問題を分析し、問題別に整理。解決優先を順位決定し問題を解決します。
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業務終了、報酬受領となります。
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各種の手続を開始いたします。
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業務終了、報酬受領となります。